腑に落ちたこと二つ

姉が電話で「去年の秋口に自分が年を越せるか心配したと話したが、私は長いこと日記のようなものを書いていて、それを読み返したら、毎年秋には<年を越せるか心配>というようなことが書いてあった。春になるとそんな気は無くなって、秋にはまたそんな気持ちになるらしい」と言った。

辛い持病(線維筋痛症(せんいきんつうしょう)らしい)を抱えているけれど、血圧や糖にも問題ないそうだし、胃腸も丈夫なようだ。「年を越せるかどうか」というような状態では無いのではと、不思議に思っていたが、季節性の気分だったようだ。腑に落ちた。一つ目。

時々手紙を遣り取りする。年を取るに従って回数が増えてきた。姉の手紙の文章は普通だ。凝ったところや、大げさなところは何もない。それでいて、生き生きとしている。読みやすい。いつも感心していた。長いこと日記を書いていると聞いて納得した。文章を書き慣れているのだ。腑に落ちた。二つ目。