2019-01-01から1年間の記事一覧

『ショウコの微笑』チェ・ウニョン

>> (前略)自分が自分であるという理由だけで自らを蔑み嫌う人たちの立場で、社会や人間を見つめる作家になりたい。その過程で私もまた、恐れることなく、ありのままの自分になれたらいいと思う << 自己否定の強い主人公の話が多く、読んでいて息苦しくなる…

苦手な音

布団の中で寝ようとしているときに、風で鳴る雨戸のガタガタという音が気になって、眠れないことがある。めったにないのだが。眠れない、と思っているうちに眠ってしまうことの方が多いのだけれど。どうしても眠れないときには、雨戸を開けてしまう。雨戸を…

二重連

昨夜も足が暖まらず、湯たんぽが欲しかった。まだ11月だからなどと自制せずに、今夜は必ず入れよう、とお湯を入れるために、部屋に湯たんぽを取りに行った。なんと雨戸だけでなくガラス戸も開いていた。久しぶりの晴れなので窓を開けておいたのは正解だっ…

四十万歩の男

スマホの歩数計のアプリで毎日の歩数をカウントしている。連続して歩いた歩数のみのカウント、ではなく全ての歩数のカウントだ。今のアプリで、2017年12月から記録がある。2018年1月に月間450486歩、2018年6月に418027歩という…

オリンピックを観る

どんな競技でも良いからオリンピックを観たい、と思う。話のタネに、か冥途の土産か、といった動機。ということで二次抽選に申し込んだ。釣ケ崎海岸のサーフィンと福島あづま球場のソフトボールを申し込んだ。当たり易さ、で選んだのではなく、東京以外、と…

2019年台風15号、19号、そして2019年10月25日千葉県豪雨

台風15号の経験から19号を迎えるときには「正常性バイアス」を吹っ切らないといけない、と思っていた。さらに夕方6時過ぎ、風も強くなってきたころ、トイレにいたら座っている便器が、がたがたと揺れた。一階でこの揺れでは、いよいよ家が倒壊することも現実…

2019年台風19号を待つ

やはり来るものは来るようです。彗星が地球に向かっているというような場合ならば、彗星を破壊するためにロケットを飛ばす、なんてことで悪戦苦闘している真最中かと思いますが、こと台風については、弱めたり、進路を変更させる、というような手段はあるの…

三十分後に発表

午後八時にノーベル文学賞の発表です。多和田葉子の受賞を期待している。

読み違い

いつも行くスーパーではないスーパーに行ったらーーといっても、ここからの話に、いつも行くスーパーではないスーパーということは関係ないので、スーパーへ行ったらで良いのだがーークレジットカードでの支払いについてのポスターが貼ってあった。 まずポス…

63円はがきもヤマユリ

62円はがきを買ったときのレシートを見て、スタンプ部分の花が「ヤマユリ」だと知った。63円では、そこは別の何かに変わると思った。それで一句作った。 〇ヤマユリの はがき散りゆく 九月末 我ながら傑作だと思い、市の広報の川柳コーナーに応募した。…

さらば62円はがき

62円のはがきを5通、ポストに入れて来ました。取集時刻ーーポストにこう書いてありました。音で「しゅうしゅう」で漢字は「収集」だと思っていました。それは別として、そのポストの次の取集時刻は明日の昼の12時ですが、やはり62円はがきは日付が変…

ある記事の見出しが胸につかえていたが、おりた

今朝のネットの記事の見出し 「なぜいま?「反移民」に対し立ち上がった日系アメリカ人」 を見て、胸のつかえがおりた。この記事は「NHK NEWS WEB」の「2019年9月13日 11時48分付」の特集記事。 この記事の見出しは当初 「なぜいま?「反移民」に立ち上がっ…

スーツケースに目が釘付け

5月に予約していた市の健診の日、9月3日がついにきてしまって、朝7時50分に病院に行った。受付けを終わって待合室のソファに座ったところでテレビでNHKの朝のドラマが始まった。母と娘のようなふたりが野原を歩いて来るシーンから始まった。テレビは見ていな…

『刑罰』フェルディナント・フォン・シーラッハの中の「リュディア」という作品中の一節

法廷での精神科医の証言です。 >>「愛し合うというのは非常に複雑な過程を経るものです。はじめはパートナー本人を愛するわけではありません。そのパートナーから作りあげたイメージを愛するのです。ふたりの関係に危機が訪れるのは、現実が見えてしまったと…

「聴く」と「聞く」

ある政党のポスターの「小さな声を聴く力」という言葉を見て「聴く」は「聞く」の方が良いのではないか、と思った。「聴く」から「垂簾聴政」という言葉を思い浮かべたせいか「聴いてあげる」という感じを受けた。そのことを書こうと思ったのだが、書く前に…

ある日の夢と別の日の夢とが繋がるか?

先日夢を見た。停留所でバスを待っていたら、乗ろうと待っていたバスが止まらずに通り過ぎてしまった。あーっ、と思ったら、しばらく行き過ぎたところで止まった。止まったバスに向かって走りながら、この間も、待っていたバスが停留所で止まらずに行ってし…

「なに」尽くし

なにはともあれ72 なには無くとも72 なにも知らない72 なにくそ頑張る72 名にしおう難関72 はが抜けて花になれない72 難波に縁なし72 なにも言わずに72

ばらを見ながら

もうおおむね終わったけれど、しばらく前はあちこちの家の庭にばらが咲いていて、たんぼの方へ行かない散歩コースのときには、それを見ながら歩いた。その中に、黄色いばらがあった。とげのない、花が小さい黄色のばらではなく、直径は10センチくらいあっ…

1989年1月8日

1989年1月8日は平成の始まった日です。年末か年始のどちらかだと思っていましたが年始でした。平成三年に亡くなった父が「オレも、昭和が終わるまで生きたか」と、ひとこと言った記憶があります。あるいは「オレも、天皇より長生きしたか」だったかな…

部首「𠆢(ひとがしら(人頭)、ひとやね(人屋根))」

「令和」の「令」の字の部首は「ひとがしら(人頭)」とか「ひとやね(人屋根)」というらしい。この部分で文字の印象が変わる。新元号発表のときに提示された「令和」の「令」の字は、見直してみても大きな屋根だ。下の部分をほぼ覆っている。新しい元号は何だ…

市長選挙

先日の市長選挙では応援したい候補がいたので「投票依頼」をした。自宅を訪問したり職場を訪問したり、はしなかった。違反だから。メールやショートメールでの投票依頼を、しなかった。違反だから。 道路やスーパーでばったり会って依頼をした人、10人。 …

カレンダー

洗面所にカレンダーが掛けてある。一行が一週間、日曜から土曜までで、一か月一枚。一日分の桝にはちょっとした予定が書き込める。四月一日だったか、一緒に歯磨きをした後で、ここから学校だね、と五日を指したら、書きたい書きたい、と言って壁にカレンダ…

風には負けた

26日と27日で、気温が高い27日を選んだのだが、風速には気がまわらなかった。浜に着いたときにはシートを広げて弁当を食べるどころではなかった。砂浜には10分も居られなかった。あとから調べたら5から6メートルの風で、散歩のコースでもちょくち…

墓参り

墓参りに孫一を誘うことが多かった。孫一も気軽に一緒に行ってくれた。今でも誘えば一緒に行ってくれると思う。でも、最近少し躊躇する。一緒に行くとなるとひ孫一も一緒なわけで、もう八才なので、「死」というものがあるらしいこは分かっているだろうから…

砂糖醤油

餅は砂糖醤油で食べることが一番多かった。好きでもある。きな粉や海苔でも食べたが、そちらは多少改まった感じだった。醤油が滲みているが、醤油に溶けてしまうのではなく、砂糖として固まっている状態の、そこを餅で掬って食べていた。甘さが魅力だったの…

鳥、とは限らないようです

何年も通っている散歩のコースだが、最初に行ったときには、勇気が要った。人里離れた、というわけではないが、歩く人は散歩の人だけ。田んぼの季節には作業の人も見かけるが、広い田んぼの中にぽつんとひとり、ときどき見かける、という程度だ。道路は舗装…

春が小走りで

こちらの存在を認めてもしばらく近くにいて、小走りに走り回っていた。ももに興味があったのか。大きな鳥だな、とでも思ったか。まだ子供かな。

「一年のうちいちにちだけ」

2002年1月29日生まれと2003年1月28日生まれの孫ーー二人は従兄弟ーーが、武家屋敷の庭でチャンバラの真似をしている写真(フイルム写真)を、つい最近二、三か月以内だと思うが、引き出しの中にアルバムではなく一枚だけあるのを見つけて、こんなところにあ…

つうじる

ひ孫一と歩き始める。歩き始めながらひ孫一のいる側の手を下ろす。一秒か一秒半後に、ひ孫一の手がわたしの手を掴む。それ以上待つ事もないし、逆にわたしの手が降りて行ったときそこにひ孫一の手があることもない。必ず、わたしの手が降りるとひ孫一が手を…

年男

明けましておめでとうございます。 ずっと「六回目」と考えていました。貰った年賀状のうち、年男についての言及があたのは二通でしたが、「六回目の亥年を迎え七回目まで行けるか?」「お互いに六度目の年男」と、どちらも今年を六回目とした記述でした。わ…