2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

久々の早朝

久々に暗いうちに出発して川の方へ行った。太陽の光でガスホルダー(あの球体は正しくは「ガスホルダー」というらしい)の輪郭が光っていた。この季節のこの時間にガスホ ルダーを見るのは初めてではないはずだが、この姿に光っているのは初めて見たと思う。

最近の写真から

伸びた姿勢。 今年はからすうりが目につく。 柿ではない。 枯葉が覆った公園。

自慢の解釈

「二十歳とはロングヘアーをなびかせて畏(おそ)れを知らぬ春のヴィーナス」二週間前の講座でこの歌が板書された。椅子に座って板書を見ながら頭の中でいろいろ考えているうちに、ヴィーナスが髪の毛で前を隠していること思い当たった(後で調べてみら、い…

「飛んで火に入る夏の虫」解散

投票できると思うと嬉しい。700億で日本の未来を変えられるなら安いものだ。「大義」がどうこうというが、選挙はそれ自体に「有権者が意思表示できる」という大義がある。まあ毎月選挙というとちょっとやり過ぎだが。 「前回は選択を間違った」と歯ぎしり…

「ビデオの編集」ということ

私が入っている文章教室が一般の方の参加を募って公開文章教室を開いた。地元のケーブルテレビ局が取材に来て撮影していった。その放送を見た。「地域の出来事」のような番組の中で放送された。時間は5分ほどだった。 まず最初に教室終了後の参加者へのイン…

『ひとり』 小林栗奈 集英社

六十代男性が引き込まれて一気に読んでしまった。気は若いつもりだが、この本が入っている「スーパーファンタジー文庫」という文庫の狙っている年代とは少し離れていると思う。『声』もそうだったが「牽強付会」なところはない。仕掛けが大きい。「秘められ…

「夕方メール」

「夕方」と口に出してみると「メール」という言葉がその後ろから続いて出てくるような気がする。『言葉と歩く日記』多和田葉子を読んでいるので、こんな文章が生まれた。夕方の写真の前置きです。

『声』 小林栗奈 集英社

推理と怪奇が無理なく融合していると思った。誰が犯人かのヒントが提示された後、判明までにはまだいろいろあるかと思ったが、あっさり犯人が判明した。手にしている本には残りのページがまだ半分弱ある。これは二編入っているのかと思ったりしたがそうでは…

『ナボコフの文学講義』 ウラジミール・ナボコフ 野島秀勝 訳 河出文庫

読者が良き読者になるためには、どうあるべきか、答えを四つ選びなさい−−1 読者は読書クラブに属するべきである。 2 読者はその性別にしたがって、男主人公ないし女主人公と一体にならなければならない。 3 読者は社会・経済的観点に注意を集中すべきであ…

特筆すべき一日2014年11月8日(土)

随分間があきました。田んぼの方の景色に変化がなくなってくると書くことがなくなってきます。でも、いくつかドラマチックなことがありました。その一つは、「すみません、一度はあなたを疑ってしまいました。私の頬を殴ってください」という気持ちを味わっ…

萱崖

萱崖(かやがけ)は 母のむねにも似たるかな たかきをわすれ ただぬくもれり 息切れがして中腹で立ち止まった英治は今登って来た斜面を振り返った。一面の薄の白い起伏に驚き、反射的に母の胸を思い浮かべた。「たかきを忘れただぬくもれり」がすぐに浮かん…