ピラメキーノ
子役三人が順番に泣く演技をする。それぞれ次のような段取り。
本人が場面の説明
場面に応じた泣く演技
撮影している側の誰か:ハイOKでーす
本人:演技を止め「有難うございます」
何に考えさせられたかと言いますと、「ハイOKでーす」で泣いているのを、ピタッと止める。これを三回繰り返したので「ハイOKでーす」が魔法の呪文のように思えた。
人生が演技ならば、臨終にかける言葉は「ハイOKでーす」が相応しいかもしれない。「孫一」に頼んでおこう。
本人が苦しい息の下で、しゃべる。
ちょっと静まる。
孫一:ハイOKでーす
みんな爆笑
本人爆笑し、呼吸を止める。