脱・原子力発電からの必然は脱・電気

原子力発電は止めた方が良さそうだ。ということは、すきなだけ電気を使う生活を改めなければいけない。
節電といっても電気は貯められないそうで、節約した分の電気を貯めておくということが出来ないわけだから、正確には使用量のピークを下げるということが目標だろうか。もちろん節約すればピークが下がるわけだから、やはり手段は節電になるわけだが、ピークを下げるのに効果のある節電が効果的な節電ということになるのだろう。

もう一つ、「想定外のどんな使用量の増大にも供給し続けられるような供給体制」を目標としたら、たくさん発電するしかないだろう。「想定外の使用量になったら停電もやむ無し」という考え方が必要なのではないかと思う。その場合、病院、鉄道など「停電させない」ところを個別に設けることができる送電設備が有れば、計画停電の我慢し易さが飛躍的に増す。

もうすぐ夏になる。冷房で電気の使用量が増える。発電量は減ったままだろう。鉄道は真夏の節電型ダイヤを組まざるを得ないかもしれない。夏の甲子園は秋にしましょう。会社や工場の夏休みは倍増させましょう。

電気と他のエネルギーとの選択が可能であれば他を使う。効果がありそうなのは電気釜からガス釜、電気冷房からガス冷房などでしょうか。CO2排出量は圧倒的に電気が少ないが、「CO2削減して放射能を撒き散らす」では、それこそ「角を矯めて牛を殺す」だ。

余談だが、今回の計画停電のグループ分けで、初めてどういう単位で電気が送られているかを知った。送電線単位だそうで、大ざっぱな単位のようだ。当市の中にもいくつもグループがあるが、今のところ下記のような扱いで、停電はない。

東京電力からの連絡によれば、3月21日(月)の計画停電は、佐倉市では先崎地区の一部を除き実施されない予定との報告がありましたので、お知らせします。
引き続き節電にご協力くださいますようお願いいたします。

そこを停電させないのは、停電させても電気の使用量の削減に効果がないか、停電したらこまる施設がああるかのどちらかだろうが、鉄道が走っているから多分後者なのだろう。