あいさつ

散歩で歩く少し離れたところに「あいさつは見知らぬ人への牽制球」という防犯標語が掲示してある町内がある。見知らぬ人に該当する私としてはあまり良い気持ちはせず「言ってしまえば身も蓋も無し」と下の句を呟いた。
しかし、元々挨拶は知らぬ者同士の間で敵意が無い事を表す働きも、多分あっただろうから「牽制球」として使って構わない、そう考えるようになった。いきなり「あなたは誰?何の用事でここを歩いているのですか?」と尋ねられるより「こんにちは」と声を掛けられる方がよほど良い。