蔓の生態

ゴーヤの蔓が自分の茎とネットの紐をまとめて、そこにぐるぐると巻き付いてしまった件の続きです。
蔓を切って茎を解放しました。茎に残った蔓をほどいていきましたが、あるところからは茎に癒着したようになっていてほどけません。あれこれしているうちに、茎が千切れてしまいました。
じっくり眺めてみますと、蔓が茎とネットを一緒に巻いているところは何箇所かありましたが、蔓が茎だけに巻き付いているところはありません。単独の茎には巻き付いていません。もう一度見てきました。書きたいことに都合の良いように見たことを曲げているといけないので。自分の株に限らず、ゴーヤの蔓はゴーヤの茎に単独では巻き付いていません。同じネットにゴーヤでない蔓性の植物が伸びてきていますが、その茎にゴーヤの蔓が巻き付いているところが一か所だけありましたが。隣にある大きめの木の細い幹にも巻き付いています。

(1)ゴーヤの蔓は生物にも無生物にも巻き付く。ネットの紐や隣の木に巻き付いているのでこれは確か。
(2)同じ根から出ている茎には巻き付かない。仮説。ひょっとすると、自分と同じ種には巻き付かない。これも仮説。

「蔓が茎とネットを一緒に巻いている」のはよくに理解できます。人間も指先につまんだ何かを食べようとして間違って指先も一緒に噛んでしまうことがあります。蔓も巻き付いてから「茎よ、お前も居たのか。オーミステイク」と空を仰いだかもしれません。そこで、新たな仮説。

(3)巻き付いた蔓は、自分自身ではほどけない。