投票終了

7時前に行きましたが、一番乗りならずでした。十数人の列が出来ていました。列の前の方から、夏場の選挙で6時半くらいに来たけれど、一番じゃなかった、というような会話が聞こえて、箱を覗きたい人は少なからず居ることがわかりました。箱の底に何があるかというと、そこには底があるだけなのでしょうが。次回の選挙の時に再度挑戦します。投票は事前予想、いや間違い、事前検討のとおり済ませました。
一番の方が投票箱を覗く場面は見られました。報告します。
係りの人が箱の両側に立ち、一人が箱の蓋を開けます。一番乗りの方が、直立した姿勢、気を付けの姿勢から体を腰のところで折り前に倒し、顔を箱の中に入れます。そこで係りの一人が
「箱の底には」と言います。もう一人の係りが「はっ」という掛け声を掛けます。一番乗りの方がゆっくり体を起こします。腕組みをし首を捻り、再度上体を折り、箱の中に顔を入れます。
係りの人が「箱の底には」「はっ」。一番乗りの方が同じ動作を繰り返し、再度箱の中に顔を入れます。
係りの人が「箱の底には」「はっ」。一番乗りの方が上体を起こし、両手の指先を頭の上で合わせると同時に「何も無い」という声を発します。
以上を三つの投票箱(選挙区、比例、裁判官審査)について行います。これが終わると、投票所の責任者のような方が、「三つ投票箱が空であることが確認されました。では皆さんお手を拝借」と言い、その場の全員、係り人たちと入口に並んだ二十数人が、三三七拍子で手を打ちます。
一番乗りの方は、待っている人たちの方に走って戻って来ます。みんなが取り囲んで「やったね」「やったね」と祝福します。一番乗りの方は人垣の真ん中で顔をくしゃくしゃにして泣いています。
こんな風景でした。感動しました。