木の下に花がある

木の下に落ちた花を見て、この花は花びらではなく花の単位で落ちるのだと思った。花の散り方には花の単位で落ちるものと花びらの単位で落ちるものがあることを−−今まであまり考えなかったが−−これを見て気がついた。調べると、確かに花により散り方は異なるが、鳥が花をついばんで落すこともあると知った。
花の咲いた木の下にその花が落ちていても必ずしも散ったとは限らない、ということだ。木の下の花や花びらは状況証拠だ。
写真を良く見ると花が落ちているのが目立つが花びらも落ちている。花は鳥がついばんだのだろうか。考えてみれば、同じ木から花びらで落ちたり、花で落ちたりすることもあるかもしれない。この話、だからどうなの、と聞かれたら、桜のように花びらがはらはらと散るばかりが花の散り方ではない、というのが答え。