騙し雨

しばらく降り続いた雨が止み、空を見てももう降らないように見えて散歩に出て、公園の辺りに行ったとき、いきなりぱらぱらという音−−間隔は比較的広めだが大きい音。大粒の雨の降り始め、といった音−−がすることがある。止んだふりだったのか、と裏切られたような気持ちになる。空を見ると雨の気配はなく、ジャンパーの袖を見ると濡れていない。あれだけの音がしたのに、と不思議に思う。数回経験すればもう騙されないが、雨の音ではなく、木の葉に溜った水滴が風で落ちて下にある葉に当たる音だ。一本の木の葉に溜まる水の量は何リットルくらいになるのだろう。
こんな研究がありました。
http://www.tsukuba.ed.jp/~298kids/modules/kidsscience/index.php/tebiki/17/10kuki1-e.pdf

ちょっと疑問なのは、3の実験2の④で「1時間ごとに調べる」というところ。直接地面に落ちても、木の葉を経由して地面に落ちても、地面に落ちたことには変わりない。「雨の止んだ直後に1回」調べることで、その木の葉に溜められる水の量がわかるのではないだろうか。