松本 2017年5月29日(月曜日)

ホテルの玄関を出て右へ、狭い歩道を行った。橋の手前で道路を横断した。川のどちら側に沿って歩こうか迷ったが、これという理由もなく橋を渡り、そこから川沿いの道を歩き始めた。左岸を上流に向かって歩いたことになる。川は「女鳥羽川」、渡った橋は「女鳥羽橋」だった。今見ている「信州松本街歩きマップ」でそれが分る。しばらく歩いてから振り返ると、ビルとビルの間に雪の残っている山が見えた。ちょうどそこにあった橋の上から写真を撮った。地図で見ると「開智橋」だ。川沿いの道が広い道路に交叉した。「中央大手橋」のある道路だ。右に曲がってからスマホの地図で見る(今思えばこの街歩きマップはホテルのロビーにあったものを貰ってきたのだから、歩いているときに参照できたはずで、それなのにスマホの地図を見たのは、ただ使ってみたかっただけだったか)と郵便局はここから真っ直ぐのところではないようだった。訊ねて確認して次の交差点で左折した。地図で見ると「伊勢町」の交差点。伊勢町。有名な名前だった。「銀座」のような存在だったか。突き当たって右に曲がって少し歩いたらすぐに郵便局があり、着いたのは8時55分という丁度良い時間だった。段ボール箱に、礼服と頂いたお菓子などを詰めて発送した。どこかで絵はがきを出そうと思って52円切手を買ったが、結局途中では出せなかった(帰ってから62円にならないうちに出した)。
郵便局を出て次の角を右に曲がり駅に向かった。今この地図を見ればそこで左に曲がってずっと行けば「松本市美術館」に着いたのだが、何故か郵便局からは松本駅を経由して松本美術館へ、と思っていたので駅に向かった。駅でトイレに寄って歩き始めたが、そこで「井上」と「養老の瀧」という懐かしい名前に出会った。そこから南に向かってしまい大同生命の辺りから東に進み、その先で教えて貰って北に向かった。北へ向かって歩いている途中で交叉する道路の右の先に見えた神社が「深志神社」だったのだろう。広い通りに出て右に歩いたところに松本市美術館があった。通常は月曜日は休館なのだがその日の朝に調べたら臨時開館日ということで行った。強運だった。