ヘヴン

『ヘヴン』の順番が回ってきた。二回読んだ。

「僕とコジマの’一筋縄では捕えられない愛’の物語」と感じた。

私には、「集団による、長期に渡る、陰湿ないじめ」というような「いじめ」について云えば、いじめた、いじめられたという記憶は無い。記憶がないというだけで真相は解らない。「優等生タイプ」だったからいじめた方だと思うが。自分の子供にもそういったことは無かったと思う。それで「いじめ」に対する反応が鈍いのかもしれないが。


断片的感想

二人が話をする非常階段は、何の建物の非常階段なのだろうか。「僕」の住んでいるマンションかと思ったが、そうではないようだ。非常階段でコジマが「僕」の住まいについて尋ねる場面がある。「建物のない非常階段」という非現実・象徴的な階段なのだろうか。

「日にち薬」という言葉を初めて目にして、調べてみました。

(多分)たった一つでてきた固有名詞「横商」。

追伸

書いている私の輪郭が「無」というのもどうかと思い、プロフィールに「1947年(昭和22年)生まれ、男」を追加しました。「男」は不用かもしれないが。

追伸2
コジマ。カタカナ三文字は、ヨハネ、ペテロ、パウロといった名前を思わせる。ワグナーの妻「コジマ」との関連は無いとは思うが。