看板に偽りはないけれど

写真のような看板をあちこちで見かけます。見る度に「以下」という用語には工夫の余地があるのではないかと感じます。「以下」は範囲を表す言葉として正確ですし、法律の条文にもそれが使われているわけですから《伝える》という機能としては問題ないと思いますが、この看板には《抑止》という狙いもあると思います。その狙いと「以下」の語から受ける感じが合わないように感じます。
例えば「五十点以下は追試」というように以下を付けると、以下の前の数字が「価値が低い」と感じさせることがあります。この看板の場合は「五年」と「一千万」には最大の敬意が必要です。ジャンボ宝くじの広告で「賞金は三億円以下」とは言わないです。
「最高五年」「最高一千万」はどうでしょうか。


ここはゴミ捨て場で
はありません。
捨てた者は、
  最高五年
又は
  最高一千万円の罰金に処せられます。