快晴

あの地震の時に掴まって体を支えた街路樹に、こぶしの花が咲いた。
あの地震の時に掴まって体を支えた街路樹のこぶしに、花が咲いた。

あの木がこぶしであることは、前から知っていた。毎年咲くのだから。しかし最初のように書きたい。地震の記憶と咲いた花を見た気持ちの対比が鮮明になるように思う。これが異化か。いかがでしょうか。