『漂流  本から本へ』筒井康隆

第一章 幼少年期    1934年〜
(略)

第二章 演劇青年時代  1950年〜

アルツィバーシェフ『サアニン』
ショーペンハウエル『随想録』
ケッラアマン『トンネル』
チェーホフ『結婚申込』
ズウデルマン『猫橋・憂愁夫人』
クリスティ『そして誰もいなくなった
フロイド『精神分析入門』
井伏鱒二山椒魚
メニンジャー『おのれに背くもの』
横光利一「機械」
飯沢匡「北京の幽霊」
高良武久『性格学』
福田恆存「堅塁奪取」
ヘミングウェイ日はまた昇る
ハメット『赤い収穫』
カフカ『審判』
カント『判断力批判

第三章 デビュー前夜  1957年

フィニイ『盗まれた街』
三島由紀夫『禁色』
メイラー『裸者と死者』
ディック『宇宙の眼』
ブラウン『発狂した宇宙』
シェクリイ『人間の手がまだ触れない』
セリーヌ『夜の果ての旅』
ブーアスティン『幻影(イメジ)の時代』

第四章 作家になる   1965年

生島治郎『黄土の奔流』
リースマン『孤独な群衆』
川端康成「片腕」
オールディス『地球の長い午後』
つげ義春ねじ式
ビアス「アウル・クリーク橋の一事件」
東海林さだお「トントコトントン物語」
ローレンツ『攻撃』
ル・クレジオ『調書』
麻佐田哲也『麻雀放浪記
新田次郎八甲田山死の彷徨』
山田風太郎『幻燈辻馬車』

第五 新たなる飛躍   1977年

コルサルタル『遊戯の終り』
大江健三郎同時代ゲーム
トゥルニエ『赤い小人』
フライ『批評の解剖』
マルケス『族長の秋』
ドノソ『夜のみだらな鳥』
イーグルトン『文学とは何か』
ディケンズ『荒涼館』
丸谷才一『女ざがり』
ハイデガー存在と時間