小麦色の麦の穂

「当地では一部の田で稲が実りました」という説明を添えて写真を載せようと思っているうちに、穂の茶色が濃くなり、これではいくら都会人でも「変だな」と思いそうだと思っているうちに刈り取られて水が張られて代かきが済み、この後は稲が植えられるのだろうと思うが、今のところはカモが寛ぐ場所になっている。
茶色が濃くなった穂を見て「小麦色」という言葉が浮かんで「小麦色の麦」となるわけだが別に変だともだ思わなかった。「たくわん色のたくわん」「りんご色のりんご」あたりはまだまだもう一つ。「小麦色」くらいに一般的になると出身母体との繋がりは切れるものなのだろう。「小麦色」が「私は麦とは何の関係がありません」という顔をして当然だと思う。「脱皮」とか「飛躍」という風に考える。
2012年6月23日

2012年6月26日