雪かき

10時過ぎに始めたときは、雪は軽かったが、十分か十五分、あまり長くは時間が経っていない頃から、重くなった。目に見えてはっきり重くなったと書くと嘘になる。目には見えなかったから。ただ、はっきりと重くなった。太陽の力だ。雪をかきながら、こんな雪に頭の上から覆われたら、出られないなと、雪国の危険が想像できた。