箸を複数使う食事スタイル

納豆を食べるときには納豆用に箸を一組使います。納豆に使った箸で他のおかずを掴もうとするとつるつる滑ってうまく掴めない、という機能面からの理由で、納豆の味がほかのおかずに移るから、という理由ではありません。洋食で同じフォークやスプーンでも何種類も使うのは、やはり機能的な面からの使い分けだと思います。ただ、味が移るのを回避するという理由で箸を複数使うという食事のスタイルもあってよいのではと思いました。和食の食事作法にもいろいろありますから、中には箸の複数使いを作法にしているものがあるかもしれないと思い、調べてみましたが見つかりませんでした。どんなものでしょうか。
実は、納豆を食べるとき以外でも、おかずの種類をみて箸を複数用意したりします。味が移るのを避けるためです。しかし、自分に明確な基準がないですし、一種の「自分自身に対する格好つけ的気分=私って結構、味にうるさいねんじゃね(語尾上がる)的気分」で複数使うだけなので、食べているうちにごっちゃになってしまいます。

さらに考えましたが、料理人という人たちは基本的に味に対するこだわりが大きいと思うのですが、何品か用意して使う箸が一組、というところは気にならないのでしょうか。

追記
フィンガーボウルを思い出して「箸洗い」で調べたら、あるにはあったが箸を洗うものではなかった。ある場面でのお吸い物のことだった。