昔話

ひ孫一が私の言葉を繰り返して「どりんぶこ」と言ったので「どんぶらこ」でなく「どんぶりこ」と言っていたことに気がついた。話は少し変えた。おばあさんは流れてくるモモを見つけると、着物を脱いで素裸になって川に飛び込んでモモを押しながら岸に戻る、という話にした。話はモモを切るところより先には進まなかった。ひ孫一から何か質問がでて、ひ孫一が話を始めてしまうというパターンだった。20日から22日の間に何回か話す機会があったが、同じだった。「それから?それから?」というわけにはいかなかったが、おかげで、「素裸で川に飛び込み抜き手を切ってモモまで泳ぎ、エイヤエイヤとモモを押しながら岸に戻る(「抜き手」と「エイヤエイヤ」は次回に話に取り込もう)」場面を何回も話せてよかった。