最寄りの駅のこと

私の住まいの最寄りの駅からは始発電車があり、終着電車もある。これだけ聞くと’基幹’の駅のように思われるかもしれないがそういうわけではない。当駅始発、当駅終着はすべて「普通電車」だ。「普通電車」というのは「各駅停車」と同じ、とほぼそう言ってしまってもいいが、普通電車もすべてが停まるわけではない駅が数駅ある。このことはこれからの話には関係ない。本論に戻ると、最寄駅から下り方面では普通電車の本数が減るわけで、その代わりなのだろうが、快速や特急というような、最寄駅から上り方面では駅を飛ばして走る電車が、最寄駅から下り方面では全部の駅で停まるようになる。
今までのことから次のことが言える。最寄駅から下り方面の線路上は電車の走る本数が減る。駅の電車の本数は駅ごとに停まる停まらないが関係するので、線路上を走る本数と考えてほしい。その本数が減る(最寄駅より下りの区間内を往復する電車はない)。
このことを書こうと思い立ってから久しいが、今日書いたのは最寄駅を表すのにこれはどうかという言葉が浮かんだからで、「ボーダー駅」というのはどうだろうか。とは言っても、あくまで電車の運行についてそう言えるのでは、ということで、最寄駅より下り方面は人外境だといっているのではない。
終着電車があることでの問題もある。電車が入ってきたので、構内を走って(広くはないが)、階段を駆け下りて、ああ間に合ったと思って乗ろうとすると何か変。駅のアナウンスの「お乗りになれません」がここでようやく耳に入る。