秋から冬へ、秘策は「室内テント」

部屋の隅にまとめて置いてあるTシャツと半ズボンを見て、そろそろ夏ものをしまおうと思った。早く、これを着て過ごせる季節がくるといいな、と思った。「迎えられるといいな」ともちらりと思った。姉が今頃の季節になると「年を越せるかなと毎年思う」と言うのを聞いたときには、膠原病と似た持病を抱えてはいたが、それ以外はまったく健康だったから、まだまだ若いのにそんな大げさな、と思ってそうも言ったのだが、その頃の姉の年齢に自分がなってみて、「迎えられるのかな」という思いがかすめて、姉の気持ちが解った。
寝る部屋に暖房を置いていない。下は、畳の上に断熱シート、毛布、薄い敷布団、年中使っている敷布団の4枚を敷き、体の上に毛布、厚い掛布団、厚い掛布団、タオルケットを掛ければ眠る間は凌げるが、布団の中で本を読むときにどうしても二の腕から先くらいは布団の外に出るから、冷凍状態になる。長袖を着て指先を切った軍手を嵌めても寒い。一人用のテントを室内で張ることを思いつき、調べたらそういうふうにしている人はすでに居た。理にかなった発想だからそうだろう。ただ、数万円もするようなテントは買いたくない。
こんな方法はどうかと思っているのですが、物干しロープを室内に張り渡しそれに洗濯バサミで布を止めて、蚊帳のような形にする、という方法ですがどうでしょうか。

追記
冬中作りっぱなしのつもり。テントの場合、いくら古畳とはいえペグは使いたくない。ひ孫一が喜びそうなものにしたい。玩具としての子供用の室内テントというのはたくさん売られていて、子供はああいうものは好きなようだ。