母の口癖「明日は我が身」

母は、その年代の人としてはドライだったかもしれない。仏事も、必要最小限なものだけ、という感じだった。ちょっと虚無的なところがあったような気もする。日々の活動ではそういうことはないのだが、考えの根底にあったように推測する。根拠は母の口癖で「寝るが極楽起きるは地獄。いづこのばかが起きて働く」「後は野となれ山となれ」というのをよく言っていた。若い時に何かに挫折して、その影響を引きずっていたのだろうか。
ただ、「明日は我が身」というのも言っていた。何事についても「明日は我が身」だ。