函館本線の旅 ついに”遅れ”が発生

函館から札幌へ向かっている実際の日は7月23日。一か月と少し過ぎた。旅の初日の19日の新宿から仙台への高速バスは40分遅れたが、到着は午後三時前でこの日の目的地の本塩釜へ行くには時間の余裕もあったし列車の本数もあるから、遅れてもどうということもなかったが、20日からの乗り継ぎは、乗り継ぎができないと、その後も乗り継ぎできず、その日の最終目的地に着けないことになるような、そういう乗り継ぎだったが、幸いにも次の乗り継ぎができないような遅れはなかったが、ついにこの日にそれが起きた。長万部の次の乗り継ぎは東室蘭発16時57分の苫小牧行きの列車で、ここまでは冷房のない車両だったが、ここから冷房のある車両になった。通勤通学の時間帯でほぼ満員だった。この列車が遅れた。前を走っている貨物列車が鹿にぶつかって停車してそれで後続のこの列車も遅れた。鹿は”変なもの”が走っているということで、列車に突進したのだろうか。まだ列車を見慣れない若い鹿だったのだろうか。18時8分に苫小牧着で18時20分発の手稲行きに乗り、さらに南千歳で乗り換えて札幌に行くという予定だったが、苫小牧の前で18時20分は過ぎてしまった。困った、どうしようと思っていたら、乗り継ぎを予定していた方は苫小牧駅で窓口に申し出るようにという車内放送があった。結局、普通乗車券だけで次の札幌行きの特急に乗ってください、ということになって、特急「すずらん」で札幌に向かった。
予定より少し遅れたが20時前には札幌に到着しました。