シャンソンを聴く

「第三回次世代シャンソン歌手発掘コンテスト」の歌唱審査の会(一般公開される)に行ってきました。音源による審査を勝ち抜いた25名の方が歌いました。最前列に審査員が座り、その後ろに二列空きを作りその後ろから観客席なのですが、観客席の一番前に座ったので、シャンソンが好きで日頃から良く聴いているというわけでも何でもないのですが、座ったその場所のせいで、審査員になったような気持で聴きました。
愛はあなたのよう/リヨン駅/いかないで/愛の讃歌/オー・シャンゼリゼ/ろくでなし/枯葉
さくらんぼの実る頃/青春の旅立ち/Vie violence/アコーディオン弾き
哀しみの終わりに/恋のロシアンカフェ/悲しみのヴェニス聞かせてよ愛の言葉を/セ・シ・ボン
La vie en rose/サンジェルマンへおいでよ/シェルブールの雨傘/風の噂/愛の讃歌
群集/もう森なんかへ行かない/夢見るシャンソン人形/青春の旅立
知人は「オー・シャンゼリゼ」を歌いました。歌い振りを聴いて「ノンシャラン」という言葉が頭に浮かびました。「朗々と歌い上げる」と「切々と語りかける」という歌い方が多かったなかでは変わった感じで、良いな、と思いました。文章で言えば「常套句を使わない表現」とでも言いましょうか。屁の突っ張りにもならないと思いますが、わたしの審査では上位五人に入りました。チラシに載っているコンテストの目的を読むと、わたしの評価も外れてはいない、と思えます。チラシには下記のように記載されていました。

このコンテストの最大の目的は。関係各社のご協力のもと、次世代のシャンソン界、ひいては、日本のエンターテイメント界のスターとなりうる、若い才能ある人材を見つけ出し、もう一度日本にシャンソンのブームを作り出すことです。