レントゲン撮影

市の検診で胃と肺のレントゲン写真を撮った。いくつか分ったことがあった。分ったといっても写真から分ったのではなく、撮る過程で分かったことがあった。胃のレントゲンを撮る前に胃の動きを抑える注射をした。なるほど、と思った(わたしの書くものにはこの「なるほど、と思った」は良く登場すると思います)。レントゲン写真も写真だから被写体が動けば鮮明に写らないのだ。そこで注射をしてくれた看護師さんに言った。そんならひとこと言っていただければシャッターを切るときに胃を止めますよ、と。そこからの話で分かったのだが−−これが分ったことの二番目。一番目はレントゲンもカメラだということ−−胃の動きは止めようと思っても止められないそうですね。わたしのように止められるのが普通だと思っていました。