コスモスについての異変

稲刈りが終わると、道路沿いの何枚かの田んぼにコスモスを咲かせる。ちょうど見ごろに「コスモス祭り」という催しを地元の人が開く。わたしの散歩コースの田んぼだ。
コスモス畑は、祭りが終わって一週間くらいはそのままで「ご自由にお持ちください」という看板が出る。その後、トラクターで根こそぎにされ、耕される。これが例年なのだが、今年はいつもの年と違うことがあった。ふたつもあった。
ひとつは、強風で花びらがきれいに吹き飛ばされてしまったこと。コスモス祭りは先月の21日だったが、台風の影響で22日から23日の朝方まで強い風が吹いた。特に23日の4時から6時にかけて10メートルを超えた。これで強風は打ち止めだったけれど、見ていたわけではないが、この風で、それまで耐えていた花びらも飛ばされたのではないかと思う。
ふたつめの例年との違いは、茎と葉だけになったコスモス畑がずっとそのままだったことだ。今日の夕方見たら、コスモスの姿は消えて、土が耕されていたが、数日前までは花のないコスモスがあった。これの理由は地元の人に訊いたのだが、土が湿っていてトラクターを入れられないのだそうだ。
わたしは23日に茎と葉だけになったコスモスを別の場所で見たのだが〈ひ孫一の小学校が台風のため月曜休校だったので、いっしょに風車の広場に行った)、その時点で風は収まっており、茎も寝てはいなかったので、風のことが思い浮かばず、いったい何事が起こったのか、と驚きました。