胃の内側の皮膚

診察室で、自分の胃の内側の皮膚の静止画像を見た。内側の皮膚−−「粘膜」というのだろうか−−は、ぷよぷよした感じで、湿気を帯びた赤ちゃんの皮膚のような感触だった、と触ってみたら書いたかもしれない。「粘膜」の解説にあるように「柔軟であるが強い」という感じはする。でも、辛いものや熱いもの、ごつごつしたものや固いもの、そういうものは、胃の粘膜も嬉しくないとも思う。何かを食べるときには胃の粘膜の身になって考えなけれないけない、と思った。
もうひとつ、そんなことはないと思うが、「誤嚥」という現象は「胃の粘膜の反乱」という要素もあるかもしれない、と思った。腹も身の内。昔の人は良いことを言ったものだと思う。