ネット常套句

MSNのページでよく見かけるのでネット全体ではないのかもしれないが「物議」と「絶賛」。どちらも見出しに良く使われている。「絶賛」は見て嫌な感じがする。「絶賛」は「無条件の賛辞」になると思うが、そんなに絶賛がやたらに転がっているものだろうか。転がってはいないと思う。「多少良い」「良いところもある」「どこどこが良い」でもなんでも「絶賛」を使っているのだと思う。だから「絶賛」の価値を落としていると感じる。使われることで言葉が損なわれる。そんな使われ方だと思う。
具体的な使用例としては「AKB秋元の小悪魔姿に絶賛の声」といったもの。

「ネット常套句《絶賛》に対する照る日曇る日の苦言に絶賛の嵐」というような使い方が正しい。のでは。

「物議」の方は、元々「物議」が雰囲気的な言葉、ニュアンスの幅が広い言葉だからまあいいかという感じがします。