霧の出た朝2012年9月8日

まつ毛が濡れているのはまばたきするときに水を感じてわかる。そのことを初めて知った。初めて知ったのではないかもしれないが記憶の中には残っていなかった。濡れるとしたら涙だが、泣くときは家の中が多いだろうし、泣く理由に気を取られているだろうから分らないのかもしれない。今朝は歩いていて瞬きしたらまつ毛の辺りが何か冷たいな、とそんな感じでまつ毛が濡れているのが分ったのだが、それは霧のせいだった。今朝の霧は散歩する一帯全部を覆った。この辺りに多いのは川の水面の上に出る霧、冷たい空気が暖かいところに触れて出る霧だが、一面に立ち込める霧は珍しいと思う。蒸し暑かったけれど後で気温を調べると23.5度くらいで高くはない。空気に収まりきらない水分が空気中に溢れ出たのだろうか。

7日の写真。気の早いコスモスが一つ咲いていた。