内輪の話題

「内輪」というと、いかにも「何人かには通じる」ように聞こえますが、それすら見栄です。わたしの話題で、わたしが思わず笑った、少し寂しく笑った話です。
「何がないのを見てるんですか」というのが最近わたしが応募した小説の出だしですが、その賞の一次選考の通過者の発表のあった新聞を見ている私の背中に掛ける声に、小説の冒頭の言葉がぴったりという、あな面白し。