『シルトの岸辺』 ジュリアン・グラッグ

斜め読みでした。
作中のオルセンナという国が戦争に進んでいく。霧の中を歩いていて何となくそんな雰囲気があるのを感じるが、まさかと思って歩いていたところ、霧が晴れたら、何となくそうではないかと感じていたものに周囲がなっていた、という霧の晴れる寸前の状態を描いていますが、そのオルセンナの状態が、今の日本によく当てはまるのに驚きました。