旅は続く。18日は金毘羅宮のあとは琴平から今治へ

金毘羅宮の階段を、下りで躓けば転がり落ちることになりますし、登りで疲れた足はがくがくしていますから、慎重に慎重に降りて、JR琴平駅から土讃線に乗り多度津予讃線に乗り換えて今治に向かいました。今治までは進行方向に向かって右側が海ですが、右側のボックス席(クロスシートと呼ぶらしいので以下そう呼びます)が塞がっていたので、左側のロングシートに座りました。車両は通路を挟んで片側がクロスシートで反対側がロングシートで、その配置が車両の前半分と後ろ半分で入れ替わります。どうでしょう、座席のイメージは浮かびましたでしょうか。この配置を「点対称」と表現しているところがありました。なかなか上手いな、と思いましたが、それは私がその配置を知っているからで、そうかあれは点対称だなと感心できるので、いわゆる「言い得て妙」ではありますが、知らない人への説明としてはどうでしょうか。あの座席配置の車両は初めてみましたが、関東の方は知らないのではないでしょうか。初めての方、いかがでしょう。ちょっと横道にそれましたが、海側でないロングシートに座れば海の方を向くわけで、向かいのクロスシートの座席と座席の中間のような位置に座りましたから、クロシシートの窓がスクリーンになったような具合に外の景色を眺めることができました。途中でクロスシートが空いたので移りました。ずっと海岸沿いというわけではなく、少し陸側に入ったり海に寄ったりの繰り返しでした。一度だけ波しぶきがかかりそうなところを十秒くらいでしょうか、走りました。窓の外に見えるのが地面無しで海で、怖かったです。多度津では二両編成が、途中のどこかから後ろの一両が「回送」になって実質一両で走りました。基本的には一両だけで走るようです。
「この列車にはトイレの設備がありません。ご了承ください」と繰り返し社内放送をしていたが、「了承できないので、この場でします」とも答えられませんよね。実際翌日の今治松山間では駅での待ち合わせの時に「発車は○○分です。トイレは線路を渡った向こうがわにあります」という放送をしていましたが、やはりそれが欲しいと思いました。とは言ってもトイレに行けるだけの停車時間がない場合のあるのでしょうが。長い距離を乗る人は特急を使うのでしょうね。
宿には、今治駅と壬生川(にゅうがわ)駅からバスがありました。今治からのつもりでしたが、壬生川着の時間がバスに間に合いそうでしたので、壬生川で降りたら、バスが来ません。宿に電話したら迎えに来てくれました。バス停の場所を間違えたのかもしれません。