久慈から八戸

離れて随分になるが生まれて育ったのが「海こそなけれ物さわに」の国だから海が見えれば感激する。学校で新潟の海に連れて行ってくれたものだ。「柏崎」「鯨波」。なつかしい地名。久慈を出てしばらくすると右手に海が続いた。エアコンがないから遠慮なく窓を開けて眺められた。物を考えながら眺めるには目の前をちらちらするものがない海の景色が良い。きれいな海だった。久慈は今度の旅行の核だった。

向って右の電車が乗った電車。連絡橋にある文字は「アリス」と「リアス」ということなのだろう。次回来るときには座布団を持って来て駅の待合室に寄贈するつもりだ。