2016年7月24日 長崎滞在

原爆資料館平和祈念公園、長崎ロープウエイ、グラバー園オランダ坂。移動は徒歩と市電。

原爆資料館に外国人被爆者が被爆体験を語る映像のコーナーがあった。長崎の捕虜収容所で被爆したオーストラリア兵の捕虜が体験を語る映像を見た。「原爆投下で戦争が終わり、結果として自分たちの捕虜生活の苦痛も終わった。だから原爆投下は正しかった」という趣旨の発言をした。もうひとりオーストラリア兵の語る映像を見た。もうひとり見たのは「原爆投下で戦争が終わり、結果として自分たちの捕虜生活の苦痛も終わった。しかし原爆投下は正しくなかった」という人がいるのではないかと思ったからだ。しかし、二人目の捕虜も、最後に「原爆投下は正しかった」と言った。朝鮮人被爆者の映像もふたり見たが、ふたりとも体験のみを語って原爆投下についての是非は語らなかった。原爆資料館には外国人も大勢来ている。わたしも来て良かった。
長崎平和祈念像の垂直に上げた右手は「原爆の脅威」を表すそうだが、「落ちてくる原爆を消滅させる力を指先から出している」ならば良いのに、と思った。
この像のある平和公園には、世界各国から送られた像が置かれている。中国からのものもある。中国からの観光客は、さすがに中国から送られた像は見て行くのかな、と思ったら、そういうことはなかったのが面白かった。