大阪に着いたとき

宿はビジネスホテルで、JRの駅から歩いて行ける−−20分以内くらい−−の場所にある宿を選ぶ。今回も大阪以外はそういうところを取った。大阪だけはそういうところが取れなかったので、JRの新今宮駅から乗り継ぎで「阿波座」という駅を目指すことになっていて、大阪には土地鑑がないので、心配だった。

紀伊勝浦
|  きのくに線(紀伊田辺行) 185.8km
|  16:09-18:08[119分]
|  4,430円
紀伊田辺 [10分待ち]
|  きのくに線(御坊行) ↓
|  18:18-19:08[50分]
|   ↓
◇御坊 [2分待ち]
|  きのくに線(和歌山行) ↓
|  19:10-20:12[62分]
|   ↓
◇和歌山 [2分待ち]
|  阪和線紀州路快速(京橋行) 61.3km 後
|  20:14-21:24[70分]
|   ↓
天王寺 ≪直通≫ 18番線着・18番線発 [1分待ち]
|  大阪環状線西九条方面紀州路快速(京橋行) 1.0km
|  21:25-21:27[2分]
|   ↓
新今宮/動物園前 2番線発 [4分待ち]
|  大阪市堺筋線(高槻市行) 3.6km 後/1号車
|  21:31-21:37[6分]
|  230円
堺筋本町 2番線着・2番線発 [2分待ち]
|  大阪市営中央線(コスモスクエア行) 1.8km
|  21:39-21:42[3分]
|   ↓
阿波座 2番線着

やはり乗り間違いをして、阿波座駅からホテルに行く途中のサンクスのレシートを見ると−−旅行中のレシートはすべて取ってある−−22時6分になっているので、30分ほど遅くなった。乗り間違った、といっても乗ってすぐに、乗っている人に訊ねて、電車が発車する前に降りることができたのは幸いだった。このとき訊ねた相手、五十代男性の答えが面白かった。今でこそ面白かったと書けるが、慌てて飛び降りた直後は多少憤慨した。何だ、あのおっさん、と。こんな風だった。新今宮駅で乗ってはみたものの、何だか変だな、という気もして、乗ってすぐにドア横の座席に座っている人、件の五十代の男性に「この電車、堺筋本町へ行きますか」と訊ねた。「行かない」ということですぐに飛び降りた。この「行かない」という返事ですが、実際にはこういう答えだった。「これは環状線という線です。だから境筋本町には行きません」。こちらは、間違いだったらドアが閉まる前に飛び降りなければいけない、と焦っているわけで、環状線というところから説き起こされて、ドアが閉まってしまったら、いったいどうしてくれんねん!というところです。何故「環状線」という情報を追加、というか冒頭に附加したのだろう。式があって答えがでる、という心理だろうか。仮にわたしが山手線に乗っていて、乗って来た人に「これは大宮に行きますか?」と訊ねられたとします。間違って乗ってきたわけで、すぐに降りる必要がありますから、「行きません」とひとこと答えます。いや、そうでもないかもしれない。案外「これは山手線なので、大宮へは行きません」と言ってしまうかもしれません。まあ、今となっては「恩讐の彼方へ」です。
追伸
書いたものを見直していて気がついたが、新今宮へは「大阪環状線西九条方面紀州路快速(京橋行)」という列車で来たことになっているので、間違って「環状線」に乗ったということは、同じホームで次に来た列車に乗ってしまった、ということだろうか。ホームは同じではなかったと思うが、今となっては分らない。それから、わたしは「さかいすじほんちょう」と言って訊ねたのですが、正しくは「さかいすじほんまち」で、そこも間違っていたのです。

遅い夕食の内容。この日はアルコールは抜いたようだ。

別の旅のレシート。レシートには記録されていないが上條さんのアスパラだった。