氷解の「そうなんだ」

ひ孫一に何か訊かれて答える。この説明では分らないだろうな、と思いながらも、まあしかたがないかとそのまま説明する。そうするとひ孫一が「そうなんだ」と言う。「そうなんだ」にはいろいろな「そうなんだ」がある。半信半疑の「そうなんだ」、それは嘘でしょの「そうなんだ」。いろいろあるが、ひ孫一の「そうなんだ」は、長年の疑問が一気に解けた、という感じがする。氷解の「そうなんだ」だ。こんな説明でそんな「そうなんだ」を頂いては申し訳ない、そんな気持ちになる。