落ちた木の実の影

公園の中の遊歩道のなだらかの上り勾配のところに木の実がたくさん落ちている。その木の実に影ができている。こんな小さいものにも影ができるのか、と驚く。太陽の方に向かって上っている道路の傾きと、日の出間もない太陽の光の角度がかなり近い角度になっているせいかと思うが、自分の直径よりも長い影ができている。「一寸の虫にも五分の魂」というけれど「五分の木の実にも一寸の影」。