歩行型田植機

人が上に乗って運転する田植機が多いが、人が機械の後ろで操縦するタイプの田植機も見かける。先日、実際に後者の田植機で田植えをしているところを遠目で見て、植えた苗の後ろを人が歩くのだから、苗を踏んでしまうのではないか、むしろ絶対に踏んでしまうのではないかと思った。何か想像も付かない技を使っているのだろうかと近くに行って見た。
答えはシンプルでした。人は苗と苗の間を歩いていました。苗の列と列の間隔は20センチくらいでしょうか、抜いた後ろ足を前の足の真ん前の出し、抜いた後ろ足を前の足の真ん前に出しを繰り返していました。今思うと、着地した足が泥に沈むので降ろしたところに足が固定されるのが良いのかもしれません。両手のハンドルで体を支えて。そうは言っても「行うは難し」です。
ファッションモデルにこのタイプの田植機で田植えをして貰ったら、田植とウォーキングの練習で一石二鳥ではないでしょうか。
(イセキのホームページを見ると二つのタイプの田植機を「乗用型」と「歩行型」と称していました)

後姿や足の運びに年季が窺われます。

植えた苗。やはり一直線は難しいようです。

田植機