長方形のキャンバスの全体を緑色に塗ってあり、そこに点よりはやや大きい白いものがひとつ描いてある。絵との違いは白いものが動くこと。蝶だから。緑の田んぼの上を白い蝶が一匹舞っているが、そのまま撮ったのでは蝶が分らないからある程度のズームをしたいところだが、そうすると蝶をレンズの中に納めることが難しい。頑張れば捉えられる、というものではない、と諦めているので、却って見るだけに徹することができる風景。