撮る人たち

いつも歩く堤防を、まだ歩いたことがないところまで行ってみた。時々人だかりがしているのを遠目に見ていた場所に、今日も、私の歩いている側に二人、向い側の堤防に一人、携帯用の椅子に座っている人が居た。横に三脚を立てて、上には望遠レンズを着けた立派なカメラが斜め下の水面に向いている。

「何が撮れるんですか」と尋ねてから「獲れる」と勘違いされそうで「何か出てくるんですか」と聞きなおした。
小さい声で「かわせみ」と教えてくれた。

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