『ショウコの微笑』チェ・ウニョン

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(前略)自分が自分であるという理由だけで自らを蔑み嫌う人たちの立場で、社会や人間を見つめる作家になりたい。その過程で私もまた、恐れることなく、ありのままの自分になれたらいいと思う

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自己否定の強い主人公の話が多く、読んでいて息苦しくなるところがあった。巻末の著者の書いた「作家の言葉」の最後に上に引用した文があった。なるほど、と思った。偉いな、と思った。