小説

続き 『対談 小説作法』中野孝次

奥付で「しょうせつさくほう」で読みカナがふってあった。確かに中味は「さくほう」でした。「作法」を「さくほう」と読むことを知らなかった。「さほう」に「物事を行う方法。仕方。やりかた。さくほう。「小説作法」」という意味があることも初耳でした。…

『対談 小説作法』中野孝次

対談の相手吉行淳之介 野間宏 尾崎一雄 大江健三郎 遠藤周作 水上勉 永井龍男 井上靖 大岡昇平

自作再読、自画自賛

応募のものはA4用紙を横に使い、1枚に20文字20行の400字の印刷で送るが、後で、「製本」というのはオーバーだが、次のように作る。A4用紙を横に使って1枚の半分に1ページ印刷し、中央には余白を作り、真ん中で折り、ホッチキスで綴じる(いわ…

『小説の精神』ミラン・クンデラ 続き

次の点を心にとめておきましょう。カフカは、セルバンテスの旅籠を通り、ヴォードヴィルの扉を通ってその最初の<超現実的>世界(彼の最初の<超現実と夢との融合>)に踏みこんだ、ということを。

「カーテン 七部構成の小説論」ミラン・クンデラ図書館から借りて読んだ。数回読めば何とか理解できるかもしれないと思ったので、中古で購入した。 ある小説家の生成を模範的な物語、「神話」のかたちで想像してみるとすれば、その生成はある回心の物語だと…

応援二題

○その一 私の入門している道場の、師範代と目されるお二人(女流)に、先月相次いでお孫さんが生まれた。そこで一首(お孫さんの性別は置いておいて)。『奈緒生まれ二人の文(あや)に脂乗る』脂が乗って、一皮や二皮剥けてもひりひりしないでしょう。○その…

言葉と色・音/詩と散文

『文学とは何か』サルトル 「1.書くとはどういうことか」より 色や音によって仕事をするのと、言葉によって表現するのとは、まったく別の事である。音符や色や形は、記号(シ−ニュ)ではなく、外部の何かと対応しているわけではない。 語る人間は、言葉の…

臨時ニュ−ス

政府は日本列島が南半球に移動していたことが判明したと発表した。現在はニュージーランドのあった地域でに有る。ニュージーランドが、以前日本列島があった位置に移動した。そのため地球の傾き等は変わらなかったとのこと。原因は調査中。

咲く前に散る桜かな

地元新聞社主催の文学賞に応募していたが、二次選考で落ちた。自信はあったが(自信はいつもある)。ここ4年応募して、二次通過、二次通過、一次通過、一次通過と、尻すぼみだ。自分としては、「旧態依然とした小説」から「新しい小説」へ進化しているつも…