自作再読、自画自賛

応募のものはA4用紙を横に使い、1枚に20文字20行の400字の印刷で送るが、後で、「製本」というのはオーバーだが、次のように作る。A4用紙を横に使って1枚の半分に1ページ印刷し、中央には余白を作り、真ん中で折り、ホッチキスで綴じる(いわゆる「袋とじ」)。白いビニールテープを背中の部分に貼り両側に廻しホッチキスを隠す(ホッチキスの位置が内側過ぎるとテープで隠せないので、なるべく端ぎりぎりを綴じる)。1ページ目は中央に「題目」と著者名だけがくるようにする。明朝の10.5ポイントにしてA4用紙11枚になった。

応募原稿を送った後一週間と少し、その間一度も読み直さなかった自分の作品を、上記の「製本」をするに当り、読み直してみた。ぎこちない文章、駆け足で進む話し、何を言いたいのか。。。。「箸にも棒にも掛からない」と思った。我慢してもう一度ゆっくり読んでみた。一度目は牛乳嫌いが牛乳を飲むように一気に喉に流し込むように読んだ。自分で書いた物を読むという気持ちの悪さがそうさせたと思う。我慢してゆっくり読んでみた。そんなに悪くない。
ごつごつ読み難いというのは、それだけ読み手の頭に刻み込まれる。抒情性は排してある。「(…)小説だけが発見できるものを発見すること、これだけが小説の存在理由だ、ヘルマン・ブロッホは繰り返しのべていますが、(…)」。「裸の生活」という、小説だけが発見できるものを発見した。
誤字脱字もあった。