当市の名所

写真の時計は公園の端に立っています。両面が時計になっています。時計の針ならば時計に向かって右に回転するので、こちら側から反対側の針が見えたら、こちら側の針とは逆に回転しているはずですが、この時計は同じ向きに回転しています。向こう側の時計では時間が戻っています。設置後半年くらい経過するまで誰も気が付かなっかようで、そのときには設置した業者は倒産していたそうです。先行き長くは続けられそうもないと分かって、最後に一つ悪戯をしたくなったという噂です。直すのには費用が掛かるわけで、なんとなくうやむやになって十年くらいになりましたが、ここのところある目的で来る人たちがいるという、これも噂です。
時計が逆に回転するわけで、時間が戻るわけで、今の状態を前の状態に戻したい人が来て手を合わせていきます。具体的には、離婚したい夫婦が来ます。両方がそう思っていれば別にこの時計は要らないわけで、離婚したい片方がこの時計の効能を知らない相手方を何か口実を設けて連れてきて「見て見てあの時計」と言って、相手が時計を見上げたときに後ろから手を合わせる、これで上手くいくようです。