線香の立て方

線香の燃え残りをもう一回使うことについて二回書きました。その後、少し発展があります。まず、線香を灰の上に寝かしておいたら線香は燃えるか?ということを試してみました。燃えます。燃えた後の灰が線香の形に残るのがあまり美しくありませんが−−いかにも残骸という感じで−−搔き回してしまえば線香立の中の灰になって溶け込みますからどうということはありません。ただ、線香を「寝かす」ことには私は抵抗があります。真っ直ぐ立った線香から真っ直ぐ煙が立ち昇る姿が様になる、そう思うからです。そこで線香立の中の灰を片側を掘って反対側に盛り上げて、斜面を作りその斜面に線香をたてかければ、少しは「立てる」に近くなるということで試してみました。灰がさらさらしているので、斜面を作るのが大変であまり急な斜面はできませんが、意図した結果になりました。
こんなことを次に書こうと思っていたところ、テレビドラマの中で、仏壇の前の線香立ての中に火を付けた線香を寝かす場面に出くわして、驚きました。線香立は円形の普通の線香立てです。線香二本を手に持ち、ろうそくの火で火を付けて、円形の線香立ての中に、すっと寝かすのです。線香は線香立ての直径に納まる長さになっていました。ドラマのシーンに登場するということは、寝かすのは普通に行われているということでしょうか。動画配信サイトで見られます。無料です。興味があったら見てみてください。

無料のはずですが、しっかり確認してから見て下さい。

配信サイト「GYAO
ドラマ「遺産争続」第8話(現時点で配信されている最新話です)
開始から12分あたりです。伊東四朗がそれをします。