部首「𠆢(ひとがしら(人頭)、ひとやね(人屋根))」

「令和」の「令」の字の部首は「ひとがしら(人頭)」とか「ひとやね(人屋根)」というらしい。この部分で文字の印象が変わる。新元号発表のときに提示された「令和」の「令」の字は、見直してみても大きな屋根だ。下の部分をほぼ覆っている。新しい元号は何だろう、と息を詰めて見ていたその息が、新しい元号の文字をみたとたんに、ふーっ、とならずに、しばらく詰まったままだったのは、あの大きな屋根の圧迫感が原因だったのかもしれない。わたしはどちらかというと、小さくて勾配が緩やかな「𠆢」が好みだ。