市長選挙

先日の市長選挙では応援したい候補がいたので「投票依頼」をした。自宅を訪問したり職場を訪問したり、はしなかった。違反だから。メールやショートメールでの投票依頼を、しなかった。違反だから。

道路やスーパーでばったり会って依頼をした人、10人。

電話で依頼をした人、4人(うち1人は留守電)。

ラインのトークで依頼した人、3人。

すでに投票済みだった人、2人。

体調不良で投票に行けそうもないという人、1人。

24420、23230、16515、5151という4人の得票だったが、応援した候補は16515票だった。残念。惜しいのか大差んあのかは分かりませんが、投票率が上がれば別の結果もあったかもしれない、とは思います。

で、こんなことがありました。

投票日前日の夕方、もう数時間で選挙運動の時間が終わる、という頃でしたが、家にいたら応援している候補の選挙カーの声が近づいて来た。この先、手を振る機会がないだろうから手を振ろうと思い、玄関を開けて出たら、ちょうど家の前に車が差し掛かった。助手席の人が手を振るわたしを見た。その後の一連のことは、良く考えるとわたしの表情、風貌の不徳の致すところだが、ショックはショックだった。助手席の人がわたしを見たあとすぐに車が止まった。いやいや止めてまで貰って申し訳ないな、と思ってさらにフェンスを開けて出ようとしたが、助手席の人がさっと降りて、ワゴン車の後部のドアを開けて、外から車内の何かをいじって、すぐにドアを閉め、さっと助手席に乗り込んだ。何だか良く分からなかったが、発車する車の助手席からこちらを見ている人にもう一度手を振っておいた。今思えばそのとき、助手席の人が、おやっ?というような表情をしたかもしれない。

結局こういうことだったと思う。その選挙カー(ワゴン車)には運転者と助手席の二人だけ乗っていて、音声だけ流して走っていた。放送の機械は後部座席にあった。前の席からいったん降りないと後ろの席の機械を操作することができないので、車を止めて助手席の人が降りて、後部座席の機械を操作して、再度車を発進させた。どんな操作をしたか、というと音量を下げたのだと思う。それとも止めてしまったか。手の振り方が悪かったのかわたしの表情が険悪だったのか。わたしの振った手が「うるさい、うるさい。放送を止めてくれ」と振っている手に見えたのだろう。でも、今、試しに振ってみたが、これ以外にどういう振り方が良かったのか。わたしは比較的振幅が小さい、やんごとなき方のような振り方をしたのだが、遠ざかる船の人に振るように、大きく振った方が良かったのか。左手を振ったのだが、右手の方が良かったのか。

今、分かりました。わたしは肘を肩の高さにして振りましたが、これが紛らわしかった。ちょっとせせこましいが、誤解を避けるためには、手のひらを肩の高さにして振れば良かった。

願わくば、再スタートした車の助手席の人が、運転席の人に「あれ?もしかしたら応援だったかも?」と話しかけたことを。