昨今高校生通学事情

朝の散歩で7時少し前にすれ違う自転車の女子高校生は、制服に特徴があるので通っている学校が解る。ここから自転車で行くには遠すぎる。近くの駅で自転車を預けて電車に乗るのだと思う。「最寄りの駅まで自転車、そこから電車あるいは汽車」という通学方法はなかなか大変だ。これからますます寒くなるし、日没は早くなるし、と思いながら後姿を見送る。
その昔(明治、大正、昭和のいつ頃までか)は、全行程歩くのが基本だったのだろう。それから、最寄りの駅まで歩いて(ここで歩くは三十分以上ですね。それ未満は単純な汽車通学)汽車になり、次が最寄りの駅まで自転車で汽車(このころは電車かディーゼルか)と変わったのではないかと思う。
というようになことをその時考えたのではなく、「自転車、それから電車で」と思ったときに、昔を思い出して懐かしい気分になったということです。私自身にその通学方法の経験はないのですが。
「頑張れ」と思いながら後姿を見送っているわけですが、その子はリュックをしょって、そこにキティちゃんか何かの人形がくくり付けてあり、道路は狭いながらも舗装されていますから、ぐんぐん遠ざかって行くわけで、やはり昔とは違います。昔は紺色の学生カバンをゴム紐で荷台に括りつけてデコボコ道を走ったのではないでしょうか。
やはり今が良いです。