靴の下でするプチプチパリパリというような音が何故心地よいのか考えているうちに日が経ってしまいました。公園の中の舗装の道を歩くと、この音がします。落ちたドングリの実が最初に踏まれたときには、バリッと大きな音がするかと思います。このときの音ではありません。割れていくつかに分かれたドングリの皮がさらに踏まれます。最初の割れる音よ小さい音がすると思います。こうして細かく割れていったドングリの皮が道路一杯に広がります。五ミリくらいの大きさです。ここを歩くと、最初に書いたプチプチパリパリというような音がします。この音が耳に心地よいので、それが何故か考えていました。破壊の快感ではないと思います。それだったら大きな皮を踏んだ音の方が気持ちが良いはずです。それを数日考えていました。
ついに思いついたのは、梱包材でいぼいぼの付いたものがあり、いぼいぼの部分をつぶすとプチッという音がして、ストレス解消になると言われているあれのことです。それと同じではないかと思い付きました。