コロッケ風とお好み焼き風の対決

対決と言っても、作ったのはどちらも私ですので腕比べということではありません。
ジャガイモとニンジンを茹でてすり潰しました。ポテトサラダですか。ニンジンの割合が多かったのか色は赤っぽくなりました。調味はなし。食べる前に食べる分量だけにマヨネーズを混ぜました。不味くはないが美味くもない、ということで、その食べ方を続ける気にはなれず、暫く鍋の中に放っておいたが、何とかしないわけにはいかないと思い、団子にしたもの(ネギを刻んだものと、ウインナーを細切れにしたものを追加しましたが)に、粉を水で溶いたものを付けて、少し多めの油で焼いた。コロッケのつもり。何個か作ったところで、面倒になって全部を粉を水で溶いたものに混ぜて、全部を焼いた。お好み焼きのつもり。それが写真です。
食べてみたら想像以上に違いがあった。コロッケ風は外側は焼けているが中身は材料のまま。お好み焼き風は材料全部と粉が混じっている。それはそのように作ったのだからそうですね。コロッケ風が美味しい。かなり美味しい。中身は最初のポテトサラダとしての食べ方をして、それで食べ続ける気になれなかったものと同じなのだが(ネギとウインナーは追加になったにしろ)、パリっとした表面の後に来ると、同じそれが随分美味しい。対してお好み焼きは、それ自身の味(削り節と醤油は掛けたが)にあまり魅力がないせいもあるだろうが、その均質さが、食べ続ける意欲を湧かせないような気がした。《くちの中での変化》。これは面白い。

ブログの写真を見て、一言付け加える必要ありと感じましたので付け加えます。《料理は見てくれではない》と。